EMETH GPU POOL利用者利用規約
適用範囲
- EMETH GPU POOL利用者利用規約(以下「本利用規約」といいます。)は、株式会社オルツ(以下「当社」といいます。)が提供する、「EMETH GPU POOL」(以下「当サービス」といいます。)の利用に関し、当社と当サービス利用者の間の権利義務関係を定めるものであり、当サービス利用者(以下「利用者」といいます。)に適用されます。当サービスの申込み及びその利用については、当社が別途定めるal+ID利用規約、本利用規約、EMETH GPU POOLサプライヤ利用規約(あわせて以下「当社利用規約」といいます。)、及びプライバシーポリシー(以下「当社利用規約等」と総称します。)が適用されます。本利用規約とal+ID利用規約が矛盾抵触する場合には本利用規約が優先的に適用されるものとします。
- 当社は、当サービスの利用者との間で、本利用規約とは異なる内容の契約(以下「個別利用契約」といいます。)をすることができます。本利用規約と個別利用契約において異なる内容を定めた場合には、個別利用契約の内容が優先します。
- 利用者は、当サービスを利用するにあたり、本利用規約を遵守するものとします。
- 利用者は、本利用契約の有効期間中、当サービスの通常想定される利用目的の範囲内で、本利用規約に従って当サービスを利用することができます
- 本利用規約に同意しない場合、利用者は当サービスを利用することはできません。なお、利用者が当サービスの利用を開始した時点で、利用者は本利用規約に同意し、当社との間で本利用規約サービスが有効に成立するものとみなします。
- 次の各号に掲げる者は、本サービスの利用をすることができないものとし、かつ将来にわたっても利用者は次の各号に該当しないことを表明し、保証します。
- 過去に本利用規約等に違反したこと又は解除されたことがある者
- 暴力団、暴力団員、暴力団員でなくなった時から5年を経過しない者、暴力団準構成員、暴力団関係企業、総会屋、社会運動等標ぼうゴロ、特殊知能暴力集団その他これらに準ずる者(あわせて以下「反社会的勢力」といいます。)
- 次の関係を有する者
- 反社会的勢力がその経営を支配していると認められる関係
- 反社会的勢力がその経営に実質的に関与していると認められる関係
- 自ら若しくは第三者の不正の利益を図る目的、又は第三者に損害を与える目的をもって反社会的勢力を利用していると認められる関係
- 反社会的勢力に対して資金等を提供し、又は便宜を供与するなど反社会的勢力の維持、運営に協力し、又は関与している関係
- 反社会的勢力との社会的に非難されるべき関係
- 前各号のほか当社が不適当と認める者
用語の定義
本利用規約において、al+ID利用規約の定めるところによるものとするほか、以下に掲げる用語は以下の各号に掲げる内容を意味するものとします。
- 「当サービス」とは、当社が提供するサービス「EMETH GPU POOL」を指し、インスタンス(次号に定義します。)を当社が利用者に提供することをサービス内容とします。
- 「インスタンス」とは、当サービスにおいて稼働する仮想サーバのことを指し、仮想サーバを数える際の単位としても使われます。
- 「EMETH GPU POOL」とは、サプライヤが提供するホストサーバーを利用者がクラウド上で利用するためのSaaSプラットフォームを意味します。
- 「サプライヤ」とは、「EMETH GPU POOL」に余剰コンピューティングリソース(以下「ホストサーバー」といいます。)を提供することで、分散コンピューティングネットワークに参加する者のことを言います。
- 「利用者データ」とは、利用者が当サービスの利用に伴いアップロードし又は送信したすべてのデータ、ソフトウェア及び機密情報並びに利用者が当サービスを利用する中で形成された当該利用者に関するすべてのデータを意味します。
- 「ダウンタイム」とは、一定時間におよぶ本サービスの利用に供されている外部サーバー等との接続またはディスクアクセスの喪失ないし中断を意味します。
- 「ダウンタイム期間」とは、ダウンタイムが発生した期間(継続して1分以上のダウンタイムが生じた場合に限ります。)を意味します。なお、部分的なダウンタイムや1分未満の断続的なダウンタイムは、ここにいうダウンタイム期間に含まないものとします。
- 「利用契約等」とは、当サービスを利用するため当社と利用者との間で締結される契約をいいます。当社と利用者の間で個別利用契約を締結した場合を除き、当社利用規約等の内容が、当サービスの利用契約等の内容となります。
- 「利用料金」とは、al+ID利用規約第7条および本利用規約第3条に従い利用者が支払う当サービス利用の対価をいいます。
- 「知的財産権」とは、特許権、実用新案権、商標権、意匠権、著作権その他の知的財産権(それらの権利を取得し、又はそれらの権利につき登録等を出願する権利を含む。)をいいます。
当サービスの提供
- 当社は、利用者に対し、当サービスを以下のサービス形態で提供いたします。なお当サービスにおける具体的内容や料金等は、当社ウェブサイト上に表示するインスタンス価格ページの記載により定めるものとします。
- オンデマンドインスタンス
一般的な利用形態(通常価格で提供) - 割込み可能インスタンス
サプライヤ都合で中断可能(割引価格でインスタンスを提供) - 予約購入インスタンス
- 利用者側で一定期間分(3ヶ月、1年など)を事前コミットする形態(割引価格でインスタンスを提供)利用者によるホストサーバーの利用手続きが完了した時をもって、利用者とサプライヤの間で、サプライヤが提供するホストサーバーを利用者がクラウド上で利用する契約(以下、「ホストサーバー利用契約」といいます。)が成立するものとします。サプライヤは、利用者とのホストサーバー利用契約に基づき発生した権利義務を第三者に譲渡、担保提供その他の処分することはできないものとします。
利用料金および支払方法等
- 利用者は、当サービスの利用に先立ってデポジットの支払いを要し、デポジットは、利用者が使用した分に応じた料金(従量制料金)分に充当されます。、なお、デポジットの支払方法は、クレジットカード払い又は請求書払いとします。
- 利用料金の支払期日までに当社において前項の利用料金の支払いが確認できなかった場合、直ちに未支払い分および年14.6%の割合による遅延損害金を支払うものとします。また、利用料金の支払期日までに当社において前項の利用料金の支払いが確認できない場合、当社は当サービスの利用を停止し、または利用者との間の利用契約等を解除することができるものとします。
- 第1項規定の利用料金の支払いがその理由の如何を問わず実行できない場合、利用者は速やかに当社に通知しなければなりません。
キャンセル及び返金
- サプライヤが利用者の申込内容と異なるサービスを利用者に提供した場合、利用者は、電子メールまたは当社が定める手段により、速やかに当社へ通知することで当サービスの利用の停止または終了が可能となります。
- サプライヤが利用者の申込内容と異なるサービスを利用者に提供した場合、利用者は、電子メールまたは当社が定める手段により当社へ連絡することにより利用契約等を解除することができます。
- 当社が利用者より利用料金の支払いを受けた後にダウンタイム期間が発生した場合、速やかに当社へ連絡することでダウンタイム期間に応じて当社より利用料金の一部またはその全部を返金するものとします。
契約期間
当サービスの契約期間は、別段の定めがない限り、利用開始日(以下その利用開始日と同じ暦上の日付を「契約基準日」といいます。)から1年間とします。なお利用開始日の翌年の契約基準日までに利用者によって当社に対する解約の手続を完了しない限り、1年間延長されるものとし、その後も同様とします。なお、この規定により解約の手続を完了した後であっても、利用者の未払いの利用料金が存在する場合、当該未払利用料金の支払い義務は存続します。
免責及び非保証
- 当社が当サービスを提供する前提として、利用者は、自らの責任と費用において、当サービスの利用に必要な環境(以下「利用環境」といいます。)を整備します。
- 当社は、利用者が利用環境を用意し、当サービス利用料金の支払を遅滞なく行い、当社利用規約等に定める禁止事項に違反していないことを前提に、利用者に対して当サービスを提供します。
- 当社は、当サービスが利用者の特定の目的に適合すること、期待する機能・商品的価値・正確性・有用性・完全性・安全性を有すること、及び不具合が生じないこと(システムアクセス関連の保証を含むがこれに限定されない。)について、何ら保証するものではありません。
- 当社は、当社の判断で、当サービスの提供停止の措置を行うことがあり、利用者はあらかじめこれを承諾したうえで当サービスを利用するものとします。本項に基づいて当社が行った措置によって生じた損害について、当該損害について当社の故意又は過失に起因する場合を除き、当社は責任を負いません。
- 当社は、当サービス上にアップロードされ、又は当サービス上で生成されたデータを保持する義務を負いません。
- 当サービスは、法律で許容される最大限の範囲において、本項の制限、除外、および免責されます。なお、法律で免責が認められていない保証またはその他の権利を放棄するものではありません。
- 利用者は、利用者または利用者のアカウントを使用する者による当サービスの利用者データの使用、または当社利用規約等の違反に起因するすべての請求、損害、義務、損失、責任、費用、負債、および経費(弁護士費用を含みますが、これらに限定されません)から当社を保護し、補償し、免責することに同意するものとします。
- 当社は、契約上の行為、過失、その他の不適切な行為、または本契約に関連して発生したものであるか否かを問わず(訴訟や仲裁が行われたか否かを問わず、弁護士費用、法的手続きに関連するすべての費用、または裁判や上訴に関連するすべての費用を含むがこれに限らない)、法律で禁止されている場合を除き当社が利用者に対して責任を負うと判断された場合、過去12ヶ月間に当該利用者が当サービスの利用料金として当社に対して支払われた金額を上限とします。
- 当社は、当サービスの合理的な制御を超えた要因によるエラーを含む不可抗力による当サービスの中断ないし停止に起因し生じた損害については一切の責任を負いません。なお、不可抗力による当サービスの中断ないし停止については、利用者のソフトウェアまたはハードウェア、および/またはサードパーティのソフトウェアまたはハードウェア、システムクォータが、ダウンタイムに起因しこれらが停止する場合を含みます。
知的財産権
- 当サービスに関する知的財産権は全て当社又は当社に使用を許諾する正当な権利者(以下本条において「当社等」といいます)に帰属しており、本サービス利用契約の成立又は当サービスの利用の許諾は、利用者に対して当サービスの利用を超える当社等の知的財産権の利用許諾を意味するものではありません。
- 当社利用規約等に明示的に規定されている場合を除き、当サービス及び当社利用規約等に関連して当社が利用者に提供した文章、画像、映像、音声、プログラム等一切のコンテンツに関する知的財産権その他一切の権利及び権限は、当社等に帰属します。
- 利用者は、当サービスを通じて入力又は発信した一切のデータについて、自らがデータ送信等を行う適法な権利を有していること、及び当該データが第三者の権利を侵害していないことについて、当社に表明し、保証するものとします。
- 利用者は、利用者により当社等又は第三者の知的財産権を侵害する行為に起因して損害が発生した場合、当社等及び第三者が被った損害について責任を負うものとします。
- 利用者は当社に対し、当該利用者の名称、ロゴ、および商標をあらゆる意図および目的のために使用することができるものとします。
利用者データの利用
- 当社は、当社のプライバシーポリシーに従って利用者データを管理します。
- 当社は、当サービスを利用者に提供する目的で、サプライヤに対し利用者データを保持、送信、複製、および変更する権限を有します。
- 利用者は、自らの利用者データについて全ての責任を負うものとし、当社が責任を負うことはないことを了承するものとします。ただし、有料の暗号化オプション機能を利用した場合はこの限りではないものとします。
禁止事項
利用者は、当サービスの利用に関して、al+ID利用規約第12条の行為に加え、自己又は第三者をして、以下の各号の行為を行わないものとします。
- 本利用規約を含め当社利用規約等に違反する行為
- 犯罪行為又は犯罪を助長する行為
- 当社又は第三者に対する詐欺又は脅迫行為
- 公序良俗に反する行為
- 反社会的勢力等に対する利益供与その他反社会的勢力等に関与する行為
- 当社又は第三者の知的財産権、肖像権、プライバシーの権利、名誉、その他の権利又は利益を侵害する行為
- 当社又は第三者を誹謗中傷する行為
- 虚偽の登録情報を提供する行為
- 第三者に成りすます行為
- 他の利用者の同意の有無を問わずそのアカウントを利用する行為
- 他の利用者の同意の有無を問わずそのアカウント情報等を収集する行為
- 別途当社が認める場合を除き、当サービスを通じて入手した情報を、複製、販売、出版その他利用する行為
- 本利用規約若しくは利用契約等において明示的に認められる場合又は別途当社が認める場合を除き、第三者に利益を与える目的で利用する行為
- 当サービスの一部又はその全部を複製し、第三者に対して頒布又は不正に開示する行為
- 当社のネットワーク又はシステム等へ不正にアクセスする行為又はそれを試みる行為
- 当サービス又は当社サイトに関連するプログラムを変更、削除、逆コンパイル、逆アセンブル又はリバースエンジニアリングする行為
- 当サービスの運営を妨害する行為
- 当社の信用を毀損し又はそのおそれのある行為
- 当社又は第三者に損害等を与える行為
- その他当社が不適当と認める場合
規約違反に対する措置
- 利用者が本利用規約に違反し若しくはそのおそれがあり、又は不適切な行為を行っていると当社が判断した場合、当社は事前に通知することなく、当該利用者による当サービスへの一切のアクセスを禁止し、又は当該利用者が当サービスに関して当社に提供した情報の全部若しくは一部を削除することができるものとします。
- 前項に基づく当社の措置により利用者に生じた損害について、当社はその責任を負わないものとします。
契約解除に伴う削除
利用者は、解約する場合、当サービス上のシステムから当該利用者のすべてのデータ(既存のバックアップを含む)を自らの責任の下で削除するものとします。また、当社は、利用者から解約前にデータの保存を希望された場合、当該利用者のデータを保持する場合がありますが、必ずしも当社が利用者のデータを保持することを保証するものではございません。
インシデントの通知
当社は、当サービスの提供に関しデータセキュリティの問題を認識した場合、速やかに適宜の方法により利用者に通知するものとし、利用者の安全性を確保するために、合理的措置を講じるものとします。なお、当社は、当該セキュリティの問題が生じた場合であってもこれら問題が当社の帰責事由によらない場合はその責任を負わず、利用者の利用者データを含む一切のデータの毀損や流出の有無を確認する義務を負いません。
分離可能性
本利用規約のいずれかの条項又はその一部が、法令等により無効と判断された場合であっても、当該無効とされた以外の部分は、継続して有効に存続するものとします。
本利用規約の変更
当社は、必要に応じ、当社が運営するウェブサイト又はアプリケーション内の適宜の場所へ通知することにより、本利用規約の内容を随時変更できるものとします。本利用規約の変更後に、利用者が当サービスの利用を開始した場合には、利用者は、本利用規約の変更に同意したものとみなされます。当社は、本利用規約の改定又は変更により利用者に生じたすべての損害について、それが当社の故意又は過失に起因する場合を除き責任を負いません。
定めのない事項等
本利用規約に定めのない事項又は本利用規約の解釈に疑義が生じた場合には、利用者は、当社に問い合わせ、その指示に従うものとします。これにより解決しない場合には、当社及び利用者は、信義誠実の原則に従って協議の上、速やかに解決を図るものとします。
言語
本利用規約は、日本語を正文とします。本利用規約につき、参考のために英語による翻訳文が作成された場合でも、日本語の正文のみが契約としての効力を有するものとし、英訳はいかなる効力も有しないものとします。
準拠法及び裁判管轄
本利用規約は、日本法に基づき解釈されるものとし、利用者と当社の間で生じた紛争については、その内容に応じて東京簡易裁判所又は東京地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とします。